Botox men男性のボトックス

男性の美容医療について

若々しさを保ちたい、肌をきれいにしたい、輪郭を整えたい。美、若さ、清潔さを求める気持ちに男女差はありません。今は男性であっても肌をきれいにして輪郭を整える時代となりました。しかし、男性だからといって特別な治療をするわけではありません。老化のメカニズムは男女共通であり、従って治療も基本的には男女同じです。ただ、男性は女性よりもなりたいお顔の幅が広いため、各々の考える男性美、若さをしっかりと打ち合わせて治療を進めていきます。

男性のボトックス注射について

老化のメカニズムは男女共通であるため、ヒアルロン酸注入もボトックス注射も同じ理論により治療をすることができます。ただし、男女の骨格、皮膚の厚み、日々の肌ケアの差によって治療にも多少の違いが必要となります。ボトックス注射は表情シワを薄くする効果がありますが、男性の場合は表情シワを完全になくすと返って違和感を覚える場合もあり、ただ単にシワを消すのではなく、どのシワを残してどのシワを消すかどの程度薄くするか、仕事や環境に合わせて表情を作れるようにシワのコントロールを意識して治療方針を決定していきます。

よくあるお悩み

眉間のシワのために常に怒って見える、不機嫌そうに見える、目尻のシワが深く入っているのでもう少し薄くしたい、といったように、シワはあってもよいけどさすがに深い場合や、怒ってもなのにそう見られるのを変えたい、といったお悩みが多いです。また、純粋に若返りたいとして治療を希望される場合もあります。その場合はヒアルロン酸治療と組み合わせて治療を進めていきます。

人気の治療部位

眉間のシワ、目尻のシワは男性であってもやはり希望の多い治療部位です。表情を険しく見せるアゴのシワ、顔を大きく見せる咬筋へのボトックス注射も人気ですが、それらの目的を希望しない方にはあまり興味がなく、人気の分かれる治療部位です。また、バニーラインや目の下のちりめんジワなどの細かいシワ治療は、男性の場合はあまり気にされないことが多いです。

症例

男性ボトックスの症例(眉間)

男性ボトックスの症例(目尻左)

男性ボトックスの症例(目尻右)

男性ボトックスの症例(アゴ)

『ヒアルロン酸注入治療』
【価格】1本(1cc)100000円(+消費税)
【リスク】出血 腫れ 感染 塞栓等

『ボトックス注射』
【価格】 部位によって異なるためお問い合わせください。
【リスク】出血 腫れ 感染 一時的な麻痺等
※上記以外の治療は当院では行っておりません。

よくある質問

1. 男性でもボトックスは本当に意味がありますか?

治療の基本的な仕組みは同じであり、適切に行えば効果は出ます。そして、男性であってもシワを改善することで若々しい表情となります。さらに、ボトックスは単なるシワ取りの注射ではなく、表情を和らげて優しい印象にすることも可能です。

2. 女性と同じ注入法でいいのですか?

治療の基本は女性も男性も同じです。ただし、ボトックスの効果には個人差があること、男性は筋肉量が多く動きが強いこと等を考慮し、ボトックスの量や注射のポイントは慎重に調節していきます。また、男性らしさを残したいという希望にあわせてあえてシワを残したりすることもあります。

3. どのくらい効果が持続しますか?

個人差がありますが、通常は 6か月程度です。ただし、効果の持続には個人差があり、人によっては3~4ヶ月経つと筋肉の動きが少し見えてきてシワが戻り始めることがあります。

4. 痛みはどうですか?

ボトックス治療は注射であり、針を刺す時にチクッとした痛みを感じますが、特注の極細針を使うことでその痛みを最小限に抑えています、多くの方は「我慢できる痛み」とおっしゃいます。針を刺す痛みは最小限ですが、ボトックスの薬液が注入される時はややしみるような違和感を感じます。

5. 腫れ・内出血(青あざ)は出ますか?

極細針を使用するとはいえ注射であり、出血や腫れのリスクはあります。ただし注入法・針・技術選択によって最小限に抑えられるように配慮しています。腫れや出血が発生した場合、通常は1週間~10日程度で改善します。

6. 不自然な表情にならないか心配です。

どの治療にも言えることですが、一つの効果を極端に狙ったり、顔全体の形、動きのバランスが崩れると違和感を感じることがあります。ボトックスを単なるシワ治療ではなく、表情筋の動きを整え、バランスを調整することで自然な表情を目指します。

7. 効果はいつから実感できますか?

ボトックスは効果の発言に時間がかかります。通常、注入後 2〜7日ほどで徐々に変化 が現れ、1〜2週間で安定することが多いです。

8. 副作用・リスクはありますか?

一般的には内出血・感染・むくみ・左右差・注入部位の違和感などがあります。ただし正しい知識と適切で丁寧な技術で治療を行うことで、重大な合併症の発生リスクは極めて低く抑えられ、出血や腫れといったリスクも現実的にはかなり低く抑えられます。

9. どの部位に打つ方が多いですか?

額、眉間、目尻、エラ(咬筋)、脇(多汗症目的)、顎ラインなどが多いですが、顔を小さくしたい、優しい表情にしたい、といった目的や希望にあわせて治療する部位の組み合わせが変わります。

10. 注入量は女性より多めですか?

筋肉量が多い男性は同じ効果を狙うとなると女性よりもボトックスの量が多く必要となることがあります。ただし、ボトックスは効果の個人差が大きい治療であることを考え、初回の治療では一般的な量を使い、ボトックスの効果に対する反応を見極めてから量を調節していきます。ボトックスの量は「多ければ良い」ではなく、「適切量」が重要と考えています。

11. ダウンタイムはありますか?

大きなものはありません。ほとんどの方は注入後すぐ日常生活に戻れます。ただし、出血や腫れが出てしまうと人によってはダウンタイムと感じる状態となることがあります。そのリスクを下げるために治療の当日は激しい運動・長時間の入浴・マッサージなど、血流が良くなる行為は控えていただきます。

12. 効果が切れると元より悪化することはありますか?

いいえ、効果が切れても治療前より悪化することは少ないです。基本的には元の状態に戻るだけで、進行性に症状が悪化するわけではありません。むしろ治療を繰り返すことで筋肉の動きが落ち着いて、筋肉量が減ると元の状態よりも良くなることがあります。ただし、ボトックスの効果以上に筋肉を過度に動かしてしまうと、治療前よりも見かけ上悪化することも理論的には考えられますが、現実的にはそのようなことはあまり見られません。

13. 何歳くらいから始めるのが適切ですか?

30〜40代で始められる方が多いですが、予防的に20代後半からシワの予防や表情の改善を目的に治療を開始する方もいらっしゃいます。始めるのに適切な年齢というのはありません。シワが気になり始めた時、表情を改善したいなと思った時が始めるタイミングと考えてください。

14. 継続しなくてはいけませんか?

ボトックスは繰り返すことで効果を高めていくことができますが、必須ではありません。シワがない状態を保ちたい方は定期的な注入(3〜6か月ごと)を行いますが、シワの予防程度であれば良いと考える方は1年に1回程度の頻度で行うことがあるなど、治療の目的によって治療パターンや間隔は異なります。

15. 周囲にバレにくいですか?

治療は基本的に違和感が少なく、自然な仕上がりとなるように考えて行います。もし、もっと効果を強めたい場合にはやはり動きに違和感が出るリスクがあるため、治療前にしっかりと話し合い、どの程度の効果、どの程度のナチュラルさを狙って治療を進めるかを決定していきます。その中で、周囲にバレないような治療を希望される方はそのような範囲になるように調節していきます。

16. エラ(咬筋)に打つと小顔になりますか?

顔を大きく見せてしまうのはいくつかの原因があります。その原因の一つにエラの筋肉(咬筋)の肥大があります。その咬筋にボトックスを注射すると筋肉のボリュームが減り、小顔に見えますが、骨格自体を変えるわけではないので過度な期待は禁物です。また、筋肉を小さくした後に頬のコケ、痩せが明瞭化して返ってたるみが見える方は、その痩せをヒアルロン酸で治療することで正しく適切な小顔治療となります。エラボトックスだけでは小顔治療が完成しない場合があることが注意点となります。

17. 多汗症にも効果があると聞きますが?

ボトックス注射は多汗症の治療としても有用です。脇・手・足・頭部などの汗を抑える目的で行います。その場合、使用量や拡散範囲の調整が重要で、過剰投与は副作用を招くため注意が必要です。

18. どのような薬を使うのですか?

ボトックス(ボツリヌストキシン製剤)を使用します。ボトックスというのは正確にはアラガン社の薬品であり、一般的にはボツリヌストキシン製剤などと呼ばれます。当院では国内唯一の承認役であるアラガン社のボトックスのみを使用しており、一般的にボツリヌストキシン治療とする場合にもボトックス治療と表現しています。

19. 注射後に気をつけることはありますか?

治療当日は出血や腫れのリスクを抑えるため、激しい運動、長時間の入浴、顔への強い圧迫・マッサージ、アルコールなどは避けていただきます。翌日からはそれらも制限はなく、通常と同じ生活を送っていただけます。

20. 将来やめたらどうなりますか?

自然に効果が薄れて元の表情筋の働きに戻ります。やめたからといってリスクが長期的に残ることは基本的にありません。年齢変化自体は進みますので、また症状が気になったタイミングで治療を再開することも可能ですが、原因の組み合わせを考え、他のケア治療との併用、複合治療を勧めることもあります。