ラベールミラクリニックが提唱する「統一された治療コンセプト」

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今回は、前回の配信でご紹介した、当院と同じコンセプトで治療が受けられるクリニックの続きと、患者様から多く寄せられる質問にお答えしていきます。当院が提唱する「技術と理論の統一」とは何か、そして具体的な症例に関するお悩みを解決するためのヒントをお届けします。

 

ラベールミラクリニックのアカデミーと治療コンセプトの共有

当院でアカデミーとして設定したセミナー研修を修了された先生方は、当院と同じ考え方をベースに治療を行うことができます。これは、単にマニュアル化された治療を行うという意味ではありません。医学に基づいた科学的かつ共通の理論を深く理解し、それに基づいて治療を行うことを意味します。これにより、たとえ異なる場所で治療を受けたとしても、同じクオリティ、同じ内容の治療が提供されることを目指しています。

 

「技術と理論の統一」とは?家づくりに例えて解説

 

「技術と理論の統一」という言葉は、少し難しく聞こえるかもしれません。これは、マニュアル通りに全員が同じことをするという意味ではありません。

 

例えば、有名なハウスメーカーの家を思い浮かべてみてください。北海道で建てられた家と、九州で建てられた家は、作る人が異なっていても、同じ商品、同じ見た目、同じ作りになります。これは、材料、立て方、設計図、そしてその根底にあるコンセプトや理論が統一されているからです。

 

美容医療においても同様です。科学的な理論が共通認識としてあるため、異なる先生が治療を行っても、同等のクオリティと内容が提供できるのです。これは、学会や論文を通じて情報が共有されるのと似ています。当院では、このような学問的・科学的なベースに基づいた治療を行っています。

 

患者様から寄せられる質問への回答

ここからは、実際に患者様からいただいた質問とその回答をご紹介します。

Q1:「2年前にグロースファクターのみを法令線に注入しました。その影響でヒアルロン酸を注入しても法令線が完全には消えません。溶かすことはできますか?」

 

グロースファクターは成長因子のことであり、体内に残って形を作るヒアルロン酸とは異なり、細胞の成長を刺激するものです。通常、数日で体内で消えていくはずですが、注入部位の細胞が過剰に増殖してしこりのように膨らんでしまうことがあります。この膨らみは、グロースファクターそのものではなく、それによって増えた自身の細胞成分(脂肪など)であるため、すぐに溶かしたり減らしたりするのは難しい場合があります。

 

しかし、治療法がないわけではありません。

脂肪の増殖であれば、脂肪溶解注射やハイフで縮めるアプローチが可能です。

その他の細胞成分であれば、ケナコルトという特殊な注射で小さくする試みもできます。

 

ただし、これらの治療も過度に縮めすぎないよう調節するのが非常に難しい作業となります。最終的には、手術で除去する方法も考えられます。

 

Q2:「他院で頬骨下のコケにヒアルロン酸を入れたら余白が多くなり、顔が大きくなりました。」

 

顔を正面から見た際に、目や鼻、口といった顔のパーツより外側の部分が大きく目立つと、「余白が大きい」と感じられ、顔が大きく見えることがあります。輪郭の治療に集中しすぎると、輪郭がはっきりしすぎて、かえって余白が目立つことがあります。

 

このような場合、原因を分析することが重要です。

  1. 輪郭を大きくしすぎた(治療が過剰):この場合は注入量を減らす必要があります。
  2. 輪郭は整っているが、立体感の不足により余白が目立つ:顔は立体構造なので、正面からの平面的な治療だけでなく、おでこや鼻、頬の丸みといった突出物のバランスを考慮した立体的な治療が重要です。立体的な治療により、外側に広がって見える皮膚を内側に寄せ、余白を目立たなくすることができます。

 

極端な例では、目のくぼみなどにより余白が強調される場合、眼球を外に押し出すような難易度の高い治療も存在しますが、これは限られたクリニックでしか行えません。そうでない場合は、余白が目立たない程度に輪郭治療を調整したり、フェイスリフトで物理的に余白を減らすことも提案されます。

 

Q3:「顎ヒアルロン酸を入れてからマリオネットラインがひどくなった気がします。可能性はありますか?」

 

可能性はあり得ます。顎ヒアルロン酸は通常、マリオネットラインを良い方向に導くことが多いですが、顔全体が痩せている状態で顎先だけを突出させると、既存のくぼみやラインが強調され、マリオネットラインが改善されていないか、かえって目立ってしまうことがあります。これは、顎のラインと面のつながりが途切れてしまい、良い部分ができたことで、そのそばにあるマイナス部分が以前よりも目につくようになる現象と考えられます。

 

※ヒアルロン酸注入後の違和感に関するご質問

「ヒアルロン酸注入後1ヶ月しても違和感がある場合、プルリアルも大丈夫ですか?」

 

注入後の違和感が痛み、腫れ、あるいは単なる感覚的なものかによって状況は異なります。プルリアルに含まれるヒアルロン酸は比較的短期間で溶け、悪影響を悪化させる可能性は低いと考えられますが、現在の違和感が問題のない状況かを必ず確認してから、次の治療を検討することをお勧めします。

 

Q4:「コケが結構あると、ヒアルロン酸リフトをした方が良いですか?」

 

顔の「こけ」は、痩せてくぼんでいる状態であるため、形を取り戻すためには注入系の治療が向いています。具体的には、ヒアルロン酸注入や脂肪注入が一般的で、特に頬の形を作るのに適しています。

 

溶ける糸の成分やエランセ、ベビーコラーゲンなども注入治療ですが、単純に形を作るというよりは別の狙いがあるため、ここではヒアルロン酸と脂肪注入が主な選択肢となります。

 

Q5:「糸リフトの後にヒアルロン酸の施術が良いですか?」

 

どちらが先でも問題ありません。糸リフトとヒアルロン酸注入は、それぞれできることと狙いが異なります。それぞれの治療を深く理解している医師であれば、どちらを先に実施しても適切な治療が可能です。

 

   糸リフトでたるんだ脂肪を引き上げ、落ち着いた後に、ボリュームが足りない部分をヒアルロン酸で細かく調整すると、より精密な仕上がりが期待できる場合があります。

   逆に、ヒアルロン酸で形を整えた後に、糸で全体をキュッと持ち上げることで、パズルのようにきれいに決まることもあります。

 

重要なのは、それぞれの治療の特性と患者様の状態を理解した上で、最適な計画を立てることです。

 

Q6:「目の下のへこみが気になりヒアルロン酸を入れたのですが、目と鼻の間に膨らみができ不自然な感じが気になります。修正できますか?」

 

この状況は、目の下(特に内側部分)にヒアルロン酸を入れすぎた結果として起こることがあります。頑張ってくぼみを消そうとするあまり、目と鼻の間が不自然に膨らんで見えたり、目を細めた時に違和感のある形になったりするケースです。

 

最終的な判断は診察が必要ですが、過剰に入ってしまった部分を修正するには、ヒアルロン酸を溶かすことが一般的な選択肢となります。本来の目の下の治療では、周囲の緩みをリフトアップし、皮膚の流れを整えながら、ごく少量のヒアルロン酸を細かく注入して自然なふくらみを取り戻すのが理想的です。適用範囲を超えてヒアルロン酸で何とかしようとしすぎると、このようなリスクが生じることもあります。

 

Q7:「緑内障のためボトックスが打てなくなりました。眉間のシワはヒアルロン酸でカバーできますか?」

 

ヒアルロン酸である程度カバーできる場合もありますが、基本的には難しいと考えてください。眉間のシワの主な原因は筋肉の動きにあり、ヒアルロン酸は骨格や皮膚の形を整えるものだからです。ヒアルロン酸を大量に注入して筋肉の動きを止めようとすると、不自然な形になってしまうリスクがあります。

 

眉間にシワを寄せないように意識する

ボトックスが打てない場合、眉間のシワはご自身の努力で表情をコントロールすることが有効です。

 

笑顔を心がける

口角を上げると、眉間のシワは広がりやすくなります。

これは費用もかからず、安全で、周囲にも良い影響を与えるかもしれません。

 

Q8:プルリアルデンシファイのしこりリスク

「プルリアルデンシファイはボコつきやしこりが残る可能性はないですか?」

 

可能性はゼロではありませんが、リスクは低いと考えて良いでしょう。プルリアルデンシファイは、成分的に異常な腫れが出にくい設計であり、含まれるヒアルロン酸も短期間で溶けるため、しこりが残りにくい特徴があります。

 

しかし、架橋(かきょう)があまりされていないとはいえ、熱処理などである程度は残るため、狙った層に丁寧に注入することが非常に重要です。適切な注入が行われないと、膨らみが目立ってしまうことがありますので、経験豊富な医師による施術が求められます。

 

Q9:「ヒアルロン酸を溶かしたい場合、注入したドクターじゃなくてもちゃんと溶かせますか?」

 

基本的には、注入したドクターに溶かしてもらうのが最も良い方法です。注入したドクターが、ヒアルロン酸の種類、量、注入部位、深さ(層)といった情報を最も正確に把握しているからです。

 

もし何らかの事情で元のドクターに診てもらえない場合、別のドクターに依頼することも可能ですが、その場合、正確に溶かすことは難易度が上がります。ドクターがそのヒアルロン酸のブランドに慣れていない場合、溶かす薬剤(ヒアルロニダーゼ)の量や効果予測が難しくなります。また、ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸に当たらないと効果がないため、どこにどれだけの量が入っているかという情報がないと、正確な注入が困難になり、ヒアルロン酸が残ってしまう可能性があります。

 

Q10:「ヒアルロン酸を多めに入れると減った皮膚はたるむ可能性ありますか?顎先に合計2.4cc入れましたが、入れすぎでしょうか?」

 

注入量が絶対的に「入れすぎ」かどうかは、注入方法や分散の仕方に大きく左右されます。2.4ccという量は、少ないエリアに局所的に集中して注入すると過剰になるリスクがありますが、複数のポイントに分散して丁寧に注入されているのであれば、一概に多い量とは言えません。

 

皮膚がたるむ可能性については、以下のように考えられます。

皮膚を無理に引き伸ばすほどの過剰な量や不適切な注入

皮膚を不自然に引き伸ばすほどの量が注入された場合、ヒアルロン酸が吸収されると、伸びた皮膚が余ってたるんでしまう可能性はあります。しかし、通常、このような極端な注入は行われませんし、もし行われた場合は見た目にも不自然な顔になるはずです。

 

当院で行うような丁寧な治療であれば、皮膚が引き伸ばされるほどの量は通常注入されません。ただし、世の中には想像を超えるような不適切な使い方をするケースも残念ながら存在するため、信頼できる医師による適切な診察と治療が不可欠です。

 

まとめ

今回は、当院の治療コンセプトと、患者様から頻繁に寄せられる質問について詳しく解説しました。「技術と理論の統一」は、患者様にどこで治療を受けても質の高い医療を提供したいという当院の願いの根幹にあります。そして、どんな治療においても、医師の深い知識と確かな技術、そして患者様との良好なコミュニケーションが最も重要です。

 

ご自身の状態に合わせた最適な治療法を見つけるためにも、ぜひ信頼できる医師にご相談ください。

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