ヒアルロン酸と糸リフトはどちらを選ぶべき?構造に基づく注入治療の真髄を解説

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ラベールミラクリニックの注入治療哲学

ラベールミラクリニックは、「医療の本質を美容医療へ」という理念に基づき、美容医療の研究・教育で得られた知見を社会に還元することを目指しています。特に、解剖学に基づく注入治療の知識、技術を重視し、技術を追究することで、注入治療の可能性を探求・発信するクリニックとしての役割を果たしています。

今回の記事では、患者様からよくいただくご質問の一つ、「糸リフト(スレッドリフト)が合う人」と「ヒアルロン酸リフトが合う人」の違いについて、深い解剖学的な視点から解説します。

 

ヒアルロン酸リフトと糸リフトの適応の違い

患者様から「糸リフトが合う人」と「ヒアルロン酸リフトが合う人の違い」について質問をいただきました。この二つの治療は、どちらもリフトアップを目的としますが、そのアプローチと適応には明確な違いがあります。

どちらの治療が向いているかは、顔の老化のパターンによって大きく分かれます。

 

1. ボリュームの減少が主な原因の方(ヒアルロン酸注入の適応)

ヒアルロン酸注入が向いているのは、顔が痩せてゲソッとしてくるタイプの方です。

加齢とともに顔の表面の皮下脂肪がどんどん痩せる体質の方は、形(ボリューム)ヒアルロン酸注入の方が向いていると言えます。

当院が提供するヒアルロン酸注入は、皮膚から深い層へと注入し、老化現象と逆の変化を起こす治療です。若く綺麗な顔に必要な骨格や筋肉、脂肪をヒアルロン酸で補い、靭帯の支えを作ることでリフトアップを目指します。

 

2. ボリュームを保ったまま「たるみ」が目立つ方(糸リフトの適応)

糸リフトが向いているのは、ある程度ボリュームが保たれていて、そのボリュームが下へ垂れ下がってドヨーンとしている方です。

若い時にあった良い膨らみが、年齢とともに下に下がり、「ブルドッグのようなたるみ」を作っている場合、この下がってきたボリュームを糸でうまく引っかけて上へスライドさせてあげると、効率よくリフトアップしやすいです。

引っ張り上げる、引き上げる治療というのは、ヒアルロン酸では物理的に苦手な分野であり、糸の得意な分担となってきます。

 

ヒアルロン酸リフトの特徴「持ち上がる」のではなく「元の位置に戻る」

ヒアルロン酸注入は「リフトアップ」効果があると言われますが、これは糸リフトのように「物理的に引っ張り上げる力」によるものではありません。

医師のコメントにもありましたが、「持ち上がる」というイメージは合っていますが、「引き上がる」のではなく、「元の位置に戻る」という感覚が正確です。

骨格的な変化を通じて組織の位置を修正する

老化によって骨格的な変化が起こることで、皮膚や皮下脂肪、靭帯のずれが生じます。ヒアルロン酸注入は、この骨格を元の形に復元することを狙います。

結果として、皮膚や組織の位置が元の位置に近づいていくので、リフトアップ(持ち上がり)したように見えるのです。

 

事例

たとえば、ある部分の皮膚は、若返りのために「上」に上がるのではなく「下」に下がる必要があります。年齢とともに上に寄ってしまった皮膚を、骨格的な若返りによって元の位置(下)に降ろすことが、真の若返りにつながります。

このように、ヒアルロン酸治療は、単純に引っ張り上げるのではなく、若々しい骨格を再建し、組織の位置を正常化することで顔の印象を改善します。

 

若返り治療の成功を左右する適用

どちらの治療を選ぶかについて、絶対的に「これ」と決められることはありません。痩せている人にも下がっている部分はありますし、下がっている人にもボリュームロスによる緩みがあるため、両方の原因が重なり合っていることが大半です。

重要なのは、それぞれの治療の「できること」と「できないこと」を理解し、「適用」を正しく見極めることです。

 

老化を構成する3大要因と複合治療の重要性

現在の若返り治療、特に輪郭治療のキーワードとなるのは、老化によって生じる以下の3つの変化です。

 

1. ボリュームロス(減ったこと)

 骨や脂肪など、失われたボリュームの再建が必要です。この減ったものを取り戻すために、ヒアルロン酸注入の他、脂肪注入、コラーゲン注入、PRPなどのボリュームを回復させる注入治療が広く行われています。

 

2. スライド(ずれること)

 組織が重力などで下方向にスライドしてずれる現象です。主に頬のあたりに発生し、これを上に引っ張り上げる処置(糸リフトなど)が必要となります。

 

3. 皮膚の伸び、余計な脂肪の増加

皮膚が伸びてたるんだり、不必要なボリューム(ほうれい線の上や眼窩脂肪など)が膨らんでくることです。

この3つの要因を効率よく改善するには、それぞれの治療の「できること」を組み合わせていくことが重要です。

 

例えば、大きな変化を起こす大掛かりな治療(糸リフトなど)を行った後に、小さな細かい調整ができる治療(ヒアルロン酸治療など)を行うことで、歪みを修正し、より高い効果を得られる傾向があります。

 

あなたの顔に必要な治療を見極めるために

糸リフトもヒアルロン酸注入も、どちらも若返りのための有効な手段であり、上手な先生がやれば、同じ素材を使っていても全く違う仕上がりになります。

しかし、どんなに優れた技術であっても、「適用を越えて無理やりやろうとすると、大体うまくいかない」という真理があります。ヒアルロン酸だけで最大限リフトアップしようとすると顔がパンパンになったり、糸だけで全てのリフトアップを行おうとすると無理が生じたりするのです。

ラベールミラクリニックでは、注入専門クリニックのこだわりを持ち、患者様の悩みや希望を丁寧にヒアリングし、その方にとって何が適用なのかを見極めることを最も重要視しています。

ご自身の顔の老化が「ボリュームロス」によるものか「スライド」によるものか、また両方が重なっているのかを理解することが、効率よく効果を整えるための第一歩となります。

まずは、無料カウンセリングにて、お客様の顔の状態に最適な治療プランについて、プロの意見を聞いてみることをお勧めします。

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