患者になってみてわかること

私も時々患者になります。

例えば歯医者さんや眼科に行く時、

歯科なら電話予約、眼科なら行きたい時に受診します。

いずれにしても何度も受診して先方の顔が見えているのでストレスはありません。

自由診療の美容クリニックに初めて受診するとなるとかなりハードルが上がります。保険診療のようにある程度均一な医療を同じ金額で提供されるわけではないからです。

デバイス治療を受けてみたくて色々調べていたのですが、ここに行ってみようかなと思ってからポチっとするのに結構勇気が要りました。

患者さんはこうやって手間をかけて緊張しながら予約して来て下さっているんだ。

改めて感謝の気持ちが湧いてきました。

このクリニックにしようと決めたら予約を取らなければなりません。

何時に帰ってこられるかな、前もって夕飯の買い物をしておこうかなとか

お子さんの帰宅時間に合わせてこの曜日のこの時間がいいなとか

仕事のお休みに合わせてこの曜日なら行けるなとか考えて

電話したりメールしたり、予約するまでがまず一苦労です。

初めての受診の前はきっと緊張するでしょう。

前日から電車の時間を調べたり、車で行くならどれくらい時間がかかるか、パーキングは近くにあるかなと調べたり。

遅刻しないように行かなくちゃ、でも早く着いたらラウンジで時間を潰さなくちゃ

ドキドキしながらクリニックのドアを開け、

スタッフに迎えられて診察室に入り、問診を受けたり洗顔したり

そこでやっと医師が登場です。

私にできることは

丁寧で的確なカウンセリングで患者さんになりうる未来をお見せし、

注入で期待通りの成果を出すこと。

結局そこに行きつきます。

でも改めて分かったのは

患者さんが医師の前に辿り着く前に、すでにある程度クリニックへの印象はでき上がっているだろうということ

どこで印象が作られるかというと予約や受付などスタッフさんとのやりとりです。

ラベールの勉強会でスタッフの接遇がどんなにクリニックにとって重要かという話がありましたが、

自分が患者になってみてやっとわかりました。

不安を乗り越え受診してくださる患者さんへの感謝

診療の前に患者さんと信頼を作ってくれるスタッフへの感謝

患者さんになって同じ気持ちを味わってみたら見えてくるものがありました。

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