顎治療にはヒアルロン酸治療!でいいのか!?

顎にヒアルロン酸をと希望される患者さんが多いです。
なので今回は顎について書いていこうと思います。

そもそも
顎治療にはヒアルロン酸治療!でいいのか!?
顎にヒアルロン酸治療希望!と来られた患者さんの中には、
顎をシャープにしたい人、顎を作りたい人、横顔を綺麗したい人、、、
などなど色んな気持ちがあります。
そして、今のお顔状況も様々です。

顎にあるオトガイ筋の収縮が強い場合は、ボトックスを使うだけで緊張がとれ、綺麗な顎先になる場合もあります。
この写真は私自身のオトガイ筋ボトックスのbefore afterの写真です。

オトガイ筋の収縮が強いと、
①梅干し皺ができて年齢を上に見せてしまう。
②顎先を丸くしてしまい、丸いお顔に見えてしまう。
③顎を短く見せてしまい、中顔面を長く感じさせてしまう。
④下唇が前に突き出され、への字口に見えてしまう。
などが起きてしまいます。

アジア人は欧米人と比較し、顎が小さい人が多いです。
なので口を閉じるためにオトガイ筋を強く使いがちなのでその分収縮も強くなります。
しかし、意外と自分では気づかないポイントでもあり、やってみるとよかったという方が多い施術でもあります。

次にヒアルロン酸の顎治療について。
顎にヒアルロン酸治療というと、顎先だけにちゅーっと注入というイメージを持っている人もいると思います。
しかし、顎だけに入れると、笑った時に顎先だけぽこっと出てしまう可能性もあります。
顎は下顎全体で、顎です。なので下顎全体を見て治療する必要があります。
また、顎だけに注入して頬や額が痩せたままだと、顎を前に突き出したような顔になる可能性もあります。
横顔を綺麗にしたくて顎をと希望されてたとしても、顎だけに入れることでむしろイマイチになる可能性もあります。
なので私は顎を作りたいという患者さんの場合、バランスを考え顎先だけではなく、他の箇所にも注入します。

 


この患者さんの主訴は「顎がないでの顎を作りたい」でした。
この方はヒアルロン酸3本で治療したのですが、そのアセスメントはこちらです。

顎先につながるように注入をすることによってナチュラルに顎を作り、さらに顎のシャープ感とのバランスが崩れないように中顔面にも少量注入治療をしてたるみ改善させています。顎の治療といっても何箇所も分けて注入してナチュラルに仕上げます。

顎がすごく小さい人にはプロテーゼを入れるという方法もあります。
こちらは専門外なので、詳しくは書きませんが、プロテーゼも考えているという方はしっかり外科の先生のカウンセリングも受けて頂きたいと思っています。

下顔面の治療はすごくお顔を整えるいい治療です。
ただ下顔面の治療と一言でいっても、患者さんによって理想も違うし、必要な治療も異なります。ここに書いたのはごく一部のことです。なのでしっかりカウンセリングをうける必要があります。

また印象も変わる可能性がある治療です。
なので、迷ったら少しずつ治療することをおすすめします。

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