Hyaluronic Acidヒアルロン酸

ヒアルロン酸

こんな方におすすめ!

  • ・明るい表情にしたい
  • ・やさしい表情にしたい
  • ・シャープにしたい
  • ・印象を変えたい
  • ・輪郭を整えたい
  • ・たるみを改善させたい
  • ・ほうれい線を薄くしたい
  • ・マリオネットラインを改善したい
  • ・目の下の凹みを治したい
  • ・こめかみ、ほほをふっくらさせたい
  • ・鼻を高くしたい
  • ・フェイスラインをすっきりさせたい
  • ・額を丸いかわいいおでこにしたい
  • ・瞼の重みをとって目がすっきり開くようにしたい

適応症状

  • 顔のたるみ(頬、アゴ、瞼)
  • ボリュームロス(目の下、頬、こめかみ、額、口周囲)
  • ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴライン
  • アゴ、フェイスライン
  • 鼻筋の平坦化
  • 額の凹凸・唇の扁平化
  • 左右差の歪み

効能

リフトアップ

顔のたるみは皮膚がたるむだけでなく、土台となる骨の萎縮から始まり皮膚を支える筋肉や支持組織が緩み、伸びていくことによって現れます。最新のヒアルロン酸は萎縮した骨や脂肪を補い、伸びた腱を引き上げることで強いリフト力を発揮し、たるみを改善させます。それによって、たるみが原因であったほうれい線やマリオネットラインは薄くなりアゴの丸みは改善されてシャープなフェイスラインとなります。

リフトアップ

ボリュームロス治療

老化現象の仕組みが解明され、顔のたるみは単に皮膚がたるむだけでなく、土台となる骨、さらには若々しく元気な表情を作るための脂肪、筋肉が萎縮することが原因であることがわかってきました。弾力性のあるヒアルロン酸を使用し、減ってしまったボリュームを補うように注入することで、若い頃にあった必要な膨らみを取り戻し、たるみも改善させます。具体的には目の下、頬、こめかみのボリュームロスを改善させることで美しい顔の基準となるオーバルラインへ近付け、アゴの骨の形を整えることでフェイスラインをシャープに引き締めます。また、口周囲の薄くなった皮膚や唇、ほうれい線、マリオネットラインにヒアルロン酸を注入し、シワを薄くしてふっくらとした肌となります。この場合、皮膚の浅い部位にヒアルロン酸を注入しますが、適切なヒアルロン酸を用いて丁寧に注射することで皮膚に凹凸ができたりしこりとなることはありません。唇には最も柔らかいヒアルロン酸を使い、ふっくらと厚みのある唇となります。

女性頬

輪郭治療

ヒアルロン酸は、ボリュームアップ・ボリュームロスを行うことで若返り効果だけでなく、輪郭を整え、印象そのものを変えることが可能です。輪郭を整えることで、やさしい印象を与えたり、顔全体をすっきりと見せたりと、印象改善にもつながります。また、歪みや左右差の改善にも効果が期待できます。

女性
隆鼻

鼻は頭蓋骨の萎縮により歳とともに低く、横に広がるように変化し、鼻筋は丸みを帯びてきます。ヒアルロン酸を鼻筋に注入することでくっきりと筋の通った鼻となります。鼻を高くしたい場合にも効果的ですが、鼻は顔の中心に位置していて目立つパーツであり、少量のヒアルロン酸で大きく印象が変化するため一度の治療で入れ過ぎないようにすることが自然な仕上がりとなります。

パーツ治療として、ヒアルロン酸による唇(リップ)の治療もできます。加齢により失われた唇のボリュームを補うことで、ふっくらとした厚みのある若々しいリップを再現することが可能です。
唇は鼻と同様に、顔全体のバランスを見ながら治療することが大切です。もともと唇が薄いことにお悩みの方にも、自然で美しいリップラインを実現できる治療です。

効果が続く期間

最新のヒアルロン酸の持続期間は飛躍的に伸びており、今後も更に長期持続する製剤が開発されています。特に、リフトアップやボリュームロス治療に使用する弾力の高いヒアルロン酸は体内で吸収されるまでの期間が長く、10年経過してもヒアルロン酸が一部残っていたという報告もあるほどです。ただし、原則としては吸収される素材であり、当院で採用されているヒアルロン酸は統計的に1年半~2年の期間、効果を感じたとされており、このことからヒアルロン酸は2年で吸収されるという誤解が広まっています。この2年というのは“効果を実感できた期間”の目安であり、統計データとして正確に見る必要のある数字で、やや複雑です。最初にしっかりとベースとなるリフトアップ治療を行えば、その後は気になったタイミングで必要量追加することでリフトアップされた良い状態を維持できます。
ヒアルロン酸が代謝される早さには個人差があるため、もっと長く効果が持続する場合もありますが、2年で吸収されると思ってヒアルロン酸を追加注入していると思った以上にヒアルロン酸が残存し、お顔のバランスを崩すこともあるため注意が必要です。

また、ヒアルロン酸には、硬さや弾力が異なる複数の製剤があり、注入部位や治療の目的に応じて適切な製剤を使い分けています。効果の持続期間は、個人差はもちろん、使用する製剤の種類によっても異なります。

最適な製剤の選択や持続期間の目安については、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

当院で使用する製剤

ジュビダームビスタ ボラックス XC

バイクロスシリーズの中で最も弾力が高く、強いリフトカを持ちシャープな形を保つ。顎やフェイスラインをシャープに整える場合や鼻を高くするのに適している。
治療満足度の持続期間:約18~24ヶ月
注入部位:アゴ、フェイスライン、鼻、こめかみ等

ジュビダームビスタ ボリューマ XC

リフトアップに使用するための弾力を持ちながら非常に滑らかでなじみが良いため、骨膜層から中間の皮下脂肪層まで幅広く使用できる。
治療満足度の持続期間:約18~24ヶ月
注入部位:顔中ほとんどの部位に注入可能。適応となる症状も幅広い。
アゴや鼻はボラックスとは異なる印象に。

ジュビダームビスタ ボリフト XC

適度な弾力を持ちながらやわらかいのが特徴。フェイスラインや頬の形を丸みのある優しいラインに整えることができ、主に皮下脂肪層に注入する。
治療満足度の持続期間:約12~18ヶ月
注入部位:額や頬の痩せなどはボリューマ等と組み合わせることで硬さを調節することができる。

ジュビダームビスタ ボルベラ XC

シリーズの中で最もやわらかいのが特徴。皮下脂肪層の中間層から最も浅い層の治療に用いられる。触れても違和感のない弾力、滑らかさを必要とする部分の注入で主に使用される。
治療満足度の持続期間:約12~18 ヶ月
注入部位:唇、涙袋、目周り

併用するとより効果が出やすい治療

小顔治療(エラボトックス)

ヒアルロン酸を使用したリフトアップ治療をしっかりと行うと、たるんだ頬が引き上げられるため顔が細くなります。その結果、肥大した咬筋が顔を横に広げてしまう場合があり、ボトックスで筋肉の張り出しを抑えることでより細い顔、シャープなフェイスラインとなります。

あご注射

シワ除去(ボトックス)

たるみを改善させると、もう一つの大きな老化現象であるシワが気になってきます。額、目尻、眉間、アゴのシワはボトックスで比較的簡単に除去することができ、リフトアップ治療と組み合わせることで最大のアンチエイジング治療となります。

眉間注射

肩、膝への注入について

変形性関節症の治療として行う肩関節、膝関節へのヒアルロン酸注入は、関節内の減ってしまったヒアルロン酸を補うことで関節痛を軽減させる治療であり、当院では施行しておりません。

失敗してしまう例

ヒアルロン酸の位置、量が正しくない場合

皮膚の表面がでこぼこしてしまいます。また、量が過剰であると顔が幅広く見えたりバランスが悪くなります。顔を若返らせるには適切な部位に正しい量のヒアルロン酸を注入することが重要であり、それを見極めるアセスメント、正しく施術する技術が求められます。一つとして同じ顔はないため、患者様の顔によって最適な治療法は異なり、不適切な治療は満足の得られない結果となります。

ヒアルロン酸製剤の選択が不適切な場合

ヒアルロン酸製剤はたくさんの製薬会社から発売され、さらにそれぞれ硬さや弾力、表面の滑らかさや持続力の違いなど色々な種類のヒアルロン酸があります。顔の部位や治療の目的によって性質の異なるヒアルロン酸を使い分けることが重要ですが、選択したヒアルロン酸の性質が治療に合ってないと思うような結果となりません製剤の性質を熟知し、適切に使い分ける技術が必要となります。また、数多くある製剤の中には質の悪い製品があることも事実であり、製造から流通までしっかりと管理され、日本において厚生労働省の承認を取得した正規品を使用することで思わぬ副作用を回避することにつながります。

合併症(副作用)

一般的な合併症は皮下出血、腫れです。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在するものであり、生体組織との親和性が高いため合併症が少ないことが特徴ですが、体に針を刺す治療である以上、皮下出血、腫れ、感染などの合併症が生じる可能性はあります。確率的に高いわけではありませんが、ゼロではありません。

出血はメイクで隠せることが多いものの、腫れは目立つ場合があり、完全に隠すことは難しいこともあります。そのため、治療直後に大切なイベントや人前に出るご予定がある場合は、ダウンタイムを考慮して治療スケジュールを調整いただくことをおすすめします。

まれな合併症としてはアレルギー、感染、遅発性有害事象があります。

アレルギー

アレルギーは非常に少ないですがまれに発生する場合があります。ヒアルロン酸を注入する部位によっては表面に凹凸ができたり皮膚に赤みが発生する場合があります。これは治療手技による副作用ではなく、製品特性に伴って起こり得る合併症と言えますが、技術的な問題を減らしてリスクを下げることができます。
また、ヒアルロン酸はそもそもアレルギー性の低い物質のため、ヒアルロン酸製剤に含まれているその他の成分が体に合わないとアレルギーを発症すると考えられますが、確率的には非常に低いと考えられています。もしもそのような合併症やアレルギーが発生した場合はステロイドを使用したりヒアルロニダーゼを注射してヒアルロン酸を溶解する治療を行います。

感染

ヒアルロン酸を注入する際の清潔な操作が足りないと細菌が混入し、感染することがありますが、身体の免疫が低下していると体内に存在する細菌によって感染することもあります。ただし、通常の免疫状態ではすぐに感染が成立することはほとんどないためあまり心配しすぎる必要はありませんが、元々の病気で免疫が低下している、または免疫を抑える治療をしている方や、手術、その他の処置を受けている部位へのヒアルロン酸注入治療は避けていただくことがあります。

遅発性有害事象

かつては「ヒアルロン酸によるアレルギー」と言われていた症状ですが、現在では異物反応の一種であることがわかってきています。そのため、理論上はどのようなヒアルロン酸製剤でも発生する可能性があるとされています。

この遅発性の反応は、ヒアルロン酸に限らず、他の注入製剤でも報告されており、完全に発生をゼロにすることは難しいのが現状です。しかし、正確な注入テクニックと徹底した清潔操作を行うことで、発生リスクを大きく低下させることが可能です。

万が一反応が出た場合も、ステロイドを中心とした治療が有効であるとされており、必要に応じてヒアルロニダーゼによってヒアルロン酸を溶かすことで、症状を抑えることもできます。ただし、症状を抑えることができるからといってリスクが少ないわけではなく、注意すべき副作用のひとつであり、現在も治療の研究が進められている分野です。

ヒアルロン酸注入を学びたい先生方へ

ヒアルロン酸注入治療はかつてのシワ埋め、溝埋め治療と大きく異なり、医学的な老化現象を理論的かつ物理的に改善し、輪郭治療までも可能とする治療に発展しました。従来と異なるのは治療の理論、エビデンスが整ってきて科学的であるという点です。そうなると、注入治療を個人の感覚に頼って手技として伝え聞くのではなく、医学として学ぶことができます。
美容医療の治療は全体的にエビデンスが増えてきて学問的になってきていますが、その中でも注入治療は学問的な解明が進んでいて、論文や教科書、研修を通して学ぶことができます。教育意欲の高いドクターの協力もあって学習の機会も多く、それらを活用して基本的な手技、理論から正しく学ぶことで早く習得することが可能であり、なによりも塞栓のような重大な合併症の発生率を下げることができます。
注入治療に限らず美容医療は歴とした医療であり医学です。治療の正否のみならず安全な治療を提供することが医療者には求められることを忘れないことが大事です。

下記のページの「Dr.からの問合せ」からご連絡ください。

無料カウンセリング

診察・カウンセリングは無料です

ヒアルロン酸注入の良さと正しいリスクを知っていただく啓蒙活動の一環として、診察・カウンセリングを無料で実施しています。当院がこだわり抜いている注入治療は、注入治療経験者も未経験者もほとんどの患者様が初めて聞く話ばかりだと思います。ぜひ、一度ご来院ください。

カウンセリングを無料で実施している理由

たれ目院長ブログ 〜ラベールの無料カウンセリングの目的は集客ではなく啓蒙〜

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