たれ目院長ブログ 〜顔を20代の輪郭、立体感に限りなく近づけることは可能です可能です。ただし…〜

個人的な考えで言えば、注入治療で人の顔を20〜30代の輪郭に戻すことは可能です。(上眼瞼の余剰皮膚や眼球そのものの萎縮など注入治療ではできない部分もありますが)。ただし、本当に20代の輪郭に戻してしまって良いのかはちょっと考える必要があります。

20代の顔というのは皆さんの想像以上に張りがあり、言い換えればパンパンに膨らんでいます。でも違和感がないのは20代という事実と20代の身体つき、シワのない首やシミのない手など、顔のボリューム感に他の要素がそろっているからです。

もし50代の顔を20代に戻しても首の皺や手の痩せ、シミがあると途端に違和感となってしまうでしょう。顔だけが若くても他が50代ですから。じゃあ首も手も、もっと言えば身体も引き締めて、さらにファッションも顔に合わせて若くしたとします。それでも残る違和感があり、それは社会的な違和感です。見た目は20代になったとしても周りの人は50代と知っているわけです。このズレは無くなりません。

よく患者様から例として出てくるあるタレントさんは、50代なのに20代からの美しさや可愛さをかなり保っています。ただ、患者様からは整形のやり過ぎと言われることがあるのですが、果たしてそれは本当に整形のやりすぎなのでしょうか?

もし何も知らない人、例えば外国人の人がそのタレントを見たら、普通に若くてきれいな人と思うことでしょう。でも日本人は皆、そのタレントが50代であることを知っています。見た目は若くてきれいだけどこの人は本当は50代でしょ、えー整形のやり過ぎじゃん、と無意識のうちにそれを違和感としてしまうことがあります。それを社会的な違和感と私は言っています。先日のブログで書いたことですね。

物理的にバランスが崩れてしまっては別ですが、客観的に見て治療のバランスとしては良いのに感じてしまう社会的な違和感、これは意外と注意しなくてはいけません。若返ることができる、と聞くと人はとことん若返りたいと思うでしょうが、その社会的な違和感はある段階で出てくるリスクがあることを私は必ず説明します。それを理解した上で若くなりたい、となればそこは全力で応援しますが。

また、完全に輪郭を整えることも逆に綺麗過ぎるリスクが出てきます。緩みもあそびも全くない完全矯正された輪郭というのはまた違う意味の違和感が出てきます。輪郭が整い過ぎて、コントラストが強くなり過ぎてしまい、顔の迫力が強くなって返って押し出しが強く、大きく見えてしまうことがあります。

顔の輪郭は楕円形が理想とされますが、本当に寸分の狂いもなく楕円形にしてしまうと、ラインが整い過ぎて顔が逆にパンっと張った感じに見えてしまうことがあります。これは不思議な現象ですが、人は何事も少し緩みやあそびがあった方がむしろ自然に見えるということなのかもしれません。

ちょっと似た話でいつも思い出すのは、視力の完全矯正と同じかなと。

私は視力は良いのですが少し乱視があります。以前に知り合いの眼鏡店で安く作ってあげる、ついでに乱視も矯正しておくね、と言われて安さに負けた私は軽い気持ちでお願いしました。そして出来上がった眼鏡をかけて車で帰ろうとした時、景色がギラギラし過ぎてめまいがしてきたのです。

眼鏡を買うときにちょっと試した時は、おー、視界がクリアで綺麗だ、と思ったのですが、その時はすぐ外したのでわかりませんでした。実際に眼鏡をかけてみると、あまりに景色がクリアに綺麗に見え過ぎて、コントラストが強過ぎて目がチカチカするのです。いや、これはすぐに慣れるに違いない。せっかく乱視矯正したし(安く買えたから)、と頑張ってかけていると今度は頭痛までしてくる始末。

そのことを眼科医である兄に話したところ、「バカだな〜、乱視の完全矯正はそうなる可能性があるからあんまりやらないんだぞ。」と。ある程度ぼやけた部分があっても脳がそれを含めて映像として見るらしく、全てのものがクリアに見えると情報が多過ぎて処理し切れない状態になる、というようなイメージ。

矯正はもちろん歪みの値を戻すために行うのですが、私の場合、それが本当に全く歪みのない完全にピッタリと一致するくらいまでの矯正がなされてしまったようで、その眼鏡をかけた時の景色は今でも覚えています。まるで写真のコントラストも彩度も目一杯上げた景色。ギラギラとした世界で、数分も経たずめまいと頭痛がしてくるほどでした。

眼鏡はすぐにお蔵入り。人間の眼や脳の仕組み、複雑さを改めて再確認しました。

顔の輪郭矯正についても同じようなことが言えるのではないかと、注入治療を深めていく中で思うようになりました。顔も多少のあそびや表情によって動くライン、現れるシワがあるから自然であり、それらを全くなくして輪郭も完全にピッタリそろえてしまうと、確かに整ってはいるのですがまるで人形のような作り物の感じがしてくることがあります。

私が治療したりアセスメントする場合には、完全矯正までに必ず余地を残しておきます。人によってそれは30%なのか10%なのか、はたまた1%なのかは異なりますが、そのマージンがあるからナチュラルな仕上がりとなり、そこからさらに綺麗になりたいと思ったときにも攻めることもできるのです。

完全矯正をもし希望する方がいればまずそのリスクを説明します。治療で綺麗になってくると、完全矯正したらもっと綺麗になって完璧になるのではないかと想像してしまうのですが、必ずしもそうではないことを。もしその説明を聞き、理解した上でどうしても完全矯正を希望する場合には施術することはありますが、それはとことん患者様と話し合った上でのことです。

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