たれ目院長ブログ 〜第一回オンライン注入治療サロン開催!予想以上に盛り上がりました。〜
ZOOMを使ったオンライン注入治療サロン、予想以上に上手くいきました。忙しい診療の合間を縫って参加されたドクターもお疲れ様でした。急遽告知したにも関わらず興味を持って参加された皆様、ありがとうございます。
オンラインサロン中の風景をスタッフがパチリと。一生懸命話している最中で全然気づきませんでした(笑)ちょっと雑然としているデスクでスミマセン…
第一回は注入治療環境を整えるということで、注入治療に必要な要素について話をしました。注入治療、日本ではまだまだ特殊な治療です。患者様に正しく知ってもらうことが大事ですが、その前にクリニックのスタッフが理解を高めて注入治療というものを、その効果やリスクを、正しく認識してもらうことも必要で、そのことについてラベールでの取り組みを紹介させていただきました。
ヒアルロン酸注入治療を覚え始めたドクターは、注入テクニックに興味を持ってまずそこだけを深めようとします。テクニックを磨くのはリスクのある治療を行う医療施術者として当然であり必要ではあるのですが、ある程度のテクニックを身につけていざ治療をしてみよう、となっても思った通りに上手くいかない壁に当たることがあります。
注入治療にテクニックは、必要条件ではありますが十分ではありません。注入治療を成立させる要素として『アセスメント』と『正しいカウンセリング』が重要です。アセスメントとはこの治療でどんな方向性、どの程度の改善を目指すか、という治療プランであり、いわばお顔の設計図です。注入治療、非常に効果が高いのですが、いかんせん効果が高いだけでなく自由度が高すぎるのです。自由度が高いというか、はっきり言って決まったやり方はなくて完全に自由な治療なのです。
もし切れ味鋭い包丁で間違って指を切ってしまったら傷は深くなってしまうでしょう。同じように、注入治療も効果が高いがゆえに間違った使い方をすると途端に違和感の強い結果となってしまいます。また、どんなに良い料理人であっても、レシピが無くては狙った料理を作ることはできないように、どんなにテクニックがあっても目指すべきゴール、つまりどのように、どれくらいお顔を整えるか、と言ったプランが正しくないとせっかくの治療が変な方向へ行ってしまいます。
そのゴール設定こそがアセスメントとなるのですが、それを正しく作り上げるためにも『正しいカウンセリング』が必要となってきます。私の考えるカウンセリングとは、患者様の『悩み』を正確に把握し、『疑問、不安』を解消し、『正しく理解』してもらうことであり、決して治療を患者様に売りつけることではありません。
つまり、注入治療を広めたいドクターは、注入治療がいかに素晴らしくて、ナチュラルに若返り、もしくはきれい輪郭にすることができるかを患者様だけでなく、周りのスタッフにもわかってもらい、感動を共有すること!冗談ではなく意外と重要です。
今回、参加ドクターの質問に答える形で色々な話に言及し、質問したドクター以外もそれを見て、同じ様な疑問があれば同時に解消できたかもしれませんし、他のクリニックでも似た悩みがあることがわかっただけでもちょっと焦りが取れるのではないでしょうか。次回のテーマはアセスメントの練習か注入治療の基礎、MD−CODESをイチから解説してみるか、はたまたカニューレの扱い方でもいいかもしれませんね。いずれにしろ質問を受けてディスカッションする時間をたくさん取りたいと思います。
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