みか先生のヒアルロン酸デビュー②アセスメント編

こんにちは、松元です。

前回カウンセリングについてお話ししましたが、今回はドクターの頭の中、アセスメントについてです。

普段患者様は知り得ないと思うのですが、実は私たちこんな目で人の顔をみています、というような内容です。

せっかく私の顔を使ったので、顔写真も、アセスメントも、全部ブログのタネにしていきます🌱

治療前の顔を分析

カウンセリングが終わり、患者様(私)のゴールが見えてきたところでお顔に戻ります。

ボリュームの多いところ、足りないところ、を見極め
目指していくラインをそれぞれイメージしていきます。

今回はわかりやすくボリュームが多いところは赤色、
足りないところは青色、
そして目指すラインは黄色で描いています。

ボリュームの+ーを見つけるヒントは光の当たり方、影です。

滑らかな面には影は生まれません。影があるのは段差があるから。
つまり影の周囲を探すとボリュームの+もしくはーを見つけられることが多いです。

一見丸くて広い額も、斜めから見ると光の当たりかたが変化するラインが見えますね。
額というエリアのなかで他の部位に比べて痩せている、凹んでいる部分があることがわかります。

そしてもう一つのヒントは重力

ほうれい線の上に乗っている脂肪は、どこからきたのでしょうか?
突然ムニュっと膨らんで現れたわけではなく、
10年前はもっと頬の高い位置にあったように
脂肪の多くは上もしくは外側からずり落ちてきています。

つまり、大きな塊として膨らみ(プラス)が存在する場合、多くはその上にマイナスがあります。

目指すラインの考え方

お顔の分析ができたら次は治療後の顔のイメージです(実際には同時進行ですが)

このイメージは術者により様々ですが私の考え方をお示しします。

まずはボリュームの+ーを補正したラインを基準とします

そのうえでその人の目指したいお顔に合わせてラインを調整します。

カウンセリングで聞いた目指すお顔がここで活きてきます。

端的にまとめると綺麗になりたい人は逆さにした卵形を、
可愛くなりたい人には丸をイメージします。

ヒアルロン酸はあくまでボリュームを落とす治療なので減らすことができません。

そのため、1番幅を持ったところを起点として、そこに合わせるような形でイメージを膨らましていきます。

例えば私の場合は丸顔なので、顎を下に伸ばすことで、スッキリとした卵形のラインを作ることができます。

その上で顎先が少し尖っていると、引き締まったすっきりした印象を与えます。

目指すべきラインが定まったところで必要な部位に必要な量を書き込んでいきます。

ここにこれくらいの量を入れると全体にテンションがかかるな
ここの凹みにはこれくらいの量があると滑らかになるな
ここを上げていくと、逆にここの痩せが目立ってくるな

こんな思考を繰り返してアセスメントシートを作っていきます。

(注入をしていくポイントを体系的にまとめたものがMD-Codeになります)

 

 

今回は普段なにを考えてアセスメントして、治療をしているのかを解説しました。

少しでも面白いと思っていただけたら幸いです◎

次回こそはbefore/after出します!

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