4月8日は「しわの日」ということで、SNSを見ているとボトックス®︎キャンペーンをしているクリニックも多かった気がします。
しわ=ボトックス®︎
と思われている人も多いかと思いますが、
正確にはしわを取ると言うより、結果的にしわがよらなくなっているだけなんです。
ボトックス®︎は筋肉を緩め、動きにくくする作用があります。眉間にある皺眉筋にボトックス®︎を打てば、筋肉が動きにくくなり、真ん中によらなくなり、結果眉間にしわを作らせません。逆にいうと、筋肉に力を入れていないのに刻まれているしわは改善しません。
では、このボトックス®︎をエラにある咬筋に打つと、どうなるでしょう?
咬筋の作用を弱めます。使わない筋肉はどんどん小さくなります。
大きく外に張り出した咬筋が小さくなると結果的に顔が小さくなります。
この患者さんは咬筋が張って実際のフィスラインより外側に張っていたのが、ボトックス®︎をしたことにより筋肉が小さくなり、そのおかげでフェイスラインがシュッとなりました。
「小顔になりたい」と言ってエラボトックス®︎を希望される患者さんも多いです。
クリニックによってはこの咬筋にうつボトックス®︎を小顔ボトックス®︎と言うところもあるくらいなので、咬筋へのボトックス=小顔と思っている患者さんが多いのかなと思います。
しかしみんながみんな、このように顔が小さくなるわけではありません。
咬筋が外に張り出すほど出てなければそう変わらないです。
また、咬筋にボトックス®︎をうち咬筋が小さくなってきてコケが見えてきたり、少したるみが出てきたりすることもあります。咬が外に張り出している=皮膚を外にひっぱっている状態なので、筋肉が小さくなると皮膚の引っ張りがなくなるので、コケやたるみが見えてくるのです。
そうすると、コケるのが嫌だとボトックス®︎をやめる人がいます。
それはそれでいい選択です。
もう1つ選択肢を増やすとしたら、コケやたるみが出てきたら、ヒアルロン酸で改善させてあげるという手もあります。
単純にボトックス®︎=しわとり、小顔
ではありません。
悩みをしっかりドクターに話し、自分にあった治療を一緒に決めていくのがいいと思います。
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