自由診療の難しさ🤔

今現在は2つのクリニックで働き、保険診療の皮膚科と自由診療の美容皮膚科両方診療していますが、数年前までは保険診療の内科医として働いていました。
自由診療をやり始めた時、保険診療との違いに驚いたのを思い出します。

保険治療でも今はネットなどで調べ、より良いドクターを探して行く人も増えましたが、基本は家の近くのクリニック、そのクリニックがいつも紹介してくれる病院、救急車でその日空いてた病院に行くことがほとんどだと思います。そして病院でも患者さんが先生を選ぶことはほとんどありません。
つまり、保険診療は待ってれば、患者さんはきます。
そして毎日くる患者さんと丁寧に向き合うことで成長します。

ところが自由診療は待っていても患者さんはきません。
患者さんが来ず、教科書とにらめあいっこしててもあまり成長しません。
大手美容外科のように大きく広告が出せれば、そのクリニックに行ってみようとくる患者さんはいるとは思いますが、そうではなく個人のクリニックだとしたら大きな広告は出せません。そんな中で少しでも多くの患者さんにきていただくために、みんなあの手この手をと頑張ります。
その1つがSNSかなと。

今は研修終わってすぐに美容に進むドクターもいるくらい美容医療は人気の科になってきて、転科する人も増え、美容医療ドクターの数もかなり増えたんではないでしょうか?(私もその1人ですし)
SNS(主にインスタやツイッター、ブログなど)を開くと色んな美容ドクターいますね。症例写真いっぱい載せているドクター、キラキラしたドクター、勉強系を載せているドクター、キャンペーンを主に載せているドクターなどなど。
私もSNS頑張っていました。見様見真似で。
1年前のインスタやツイッターは色んなこと載せたりと迷走感がバレバレなくらいw
毎日インスタ更新したりもして、フォロワーの増減に一喜一憂していました。
最近は全然更新しないねと思われている方もいるかもしれませんが、自分の中で方向性が少し見えてきて自分が載せたいと思ったことだけ載せているので更新頻度が減りました。
(Twitterは自分には向いてないことも分かったので、宝塚ネタ用になってますwwww)
ちなみに載せたいと思っていることは、自分が患者さんだったら知りたいと思うちょっとだけマニアックなこと。(たまにそうじゃないのもありますよwそれは息抜きがてらに見ていただけるといいかなと)

私が考える「自由診療」とは、
「医療+接客」です。

医療だけに偏っても、患者さんは来ないし、接客の方ばかり頑張っても、医療がいまいちなら患者さんはいなくなる。
また、保険治療と違い、0スタートでプラスになることが当たり前、マイナスに傾けないプレッシャーもあります。(保険治療の生きるか死ぬかがかかっている時のプレッシャーよりは全然マシです。元々循環器内科だったので、結構そのプレッシャーと戦っていました。)

自由診療難しいです。
ガイドラインも保険治療みたいにいっぱいないし、新しい治療や機械もどんどんでるし、患者さんによって正解は違う。

何が言いたいかとうと、
自由診療、思っていた以上に大変だけれど、やっていて楽しいし、やりがいもあり、自分には向いていたと思う。
なので、自分が信じる方向にこれからも頑張っていきたいなと思います。

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