「お肌見」、雑感

貴重な機会をいただきました

 

先日、アラガン社が主催する「お肌見」というイベントに参加させていただきました。

普段の診療ではなかなか出会えない、

まだ患者さんになる前の方々と直接お話しする機会はとても新鮮で貴重な時間でした。

会場には30代を中心に、美容に関心を持つ多くの方が来場されていて、

美容医療への関心の高さに驚かされました。

 

多彩なお悩みと「どこで相談したらいいか分からない」という声

 

カウンセリングでは、

  • お肌の悩み
  • 目の下のクマやほうれい線など老化に伴うお悩み
  • 美容クリニックに行ったけれど改善しきらなかったこと
  • 「色々調べてみたけど、どうなんでしょう?」という迷い
  • 「クリニックに行ってみたいけど何から始めればいいか分からない」という戸惑い

本当にさまざまなお話を伺いました。

短い時間ではありましたができる限り情報提供をし、お役に立てた手応えを感じました。

 

本当はもっと複雑な“人の悩み”

 

普段の診療では注入治療を目的に来院される患者さんに向き合っています。

けれど一人の人間の悩みは本来もっと複雑です。

「どの悩みから治療するか」

ここから始まります。

でも、美容クリニックでそんなふわっとした相談はしにくいのではないでしょうか。

 

このイベントで

「ここなら何でも聞けそう!」と思って来てくださった方の存在を強く感じました。

 

医師が果たすべき役割とは

 

印象的だったのは、10名以上の方のカウンセリングをする中で

同じようなことを伝えるシーンが何度もあったことです。

「もし患者さんがアンバランスになると分かっている治療を希望したら、

医師は止めなければならないと思います。」

目の前の女性がハッとした顔をされました。

「ちゃんと止めてくれるんだ」と驚かれたのだと思います。

この反応に、

美容医療への興味や期待の大きさと同時に、不信感や不安も根強くあることを改めて感じました。

 

本当に求められているもの

 

美容医療で本当に求められているのは、

  • 治療の選択肢を公平に伝える情報提供

  • 客観的に治療の優先順位や治療法を見極めるプロの目

  • そして時には患者さんを止める勇気

この3つだと強く実感しました。

 

おわりに

 

イベントを通して、美容医療というものを改めて見直し考えるきっかけをいただきました。

アラガン社の皆様、貴重な機会をありがとうございました。

また、応援に来てくださった新井先生、マナカ先生、千春マネージャー、ラベールのスタッフにも

心から感謝します。

今回の刺激と学びを、これからの診療に活かしていきます!

マナカ先生、この日は出番がないにも関わらず駆けつけてくれました。

素敵なカウンセリングブースを準備していただきました。