このブログはインスタライブの要約記事です。
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この記事はいつものインスタライブとは違い、あいちビューティークリニックの横山先生との対談をまとめた内容として書いています。多くの方がお悩みの「目の下のクマ」治療について、リアルなやり取りを見たい方は、ぜひインスタライブをご視聴ください。
なぜ目の下のクマが気になるのか?
クマとは、主に目の下に現れる「段差」のことを指します。この段差があることで、実年齢よりも疲れて見えたり、年齢感を感じさせたりするため、改善を望む方が非常に多いのです。
ラベールミラクリニックでは、解剖学に基づく注入治療の知識と技術を追究し、ナチュラルな若返りを目指しています。クマ治療においても、その原因を深く理解し、最適な治療法を選択することが重要です。
クマができるメカニズム
私たちが考えるクマの主要な原因は二つあります。
- 眼窩脂肪(がんかしぼう)の飛び出し: 目の奥にある眼窩(がんか)と呼ばれる場所から、脂肪(眼窩脂肪)が前に飛び出してくることで、目の下に膨らみと段差(影)が生まれます。この飛び出した脂肪が、クマの基本的な構造を作っています。
- 靭帯によるへこみ: 膨らみの下にできるへこみ(くぼみ)もまた大きな問題です。私たち人間の皮膚は、骨に結びつける靭帯(じんたい)によって支えられています。若い頃はこの靭帯の周辺にも脂肪があるため目立ちにくいのですが、加齢により組織がたるんでくると、靭帯の位置がへこみとして逆に目立ってきてしまうのです。
外科的治療法の種類と進化
クマを根本的に治療し、段差をゼロにするためには、飛び出した眼窩脂肪を減らす外科的な処置が必要不可欠になります。
クマ治療の主流は、時代とともに進化してきました。
- 脱脂(だっし):脂肪を取り除くシンプルな処置
かつて(およそ5年ほど前まで)は、膨らんでいるなら脂肪を取れば良い、という考え方から、脱脂(デコンプレッション)と呼ばれる、膨らんだ脂肪を取る手術が主流でした。 脱脂は比較的技術的な難易度が低く、経験1〜2年目のドクターでも行える施術とされています。
- ハムラ法(脂肪移動術):へこみと膨らみを同時に解消
しかし近年、膨らみの下のへこみをどう改善するかに焦点が移ってきました。
- 裏ハムラ(経結膜的脂肪移動術)
裏ハムラ法は、このへこみの原因である靭帯を外し、その上にある余分な眼窩脂肪を、下のへこんでいる部分に移動させ固定する手術です。これにより、膨らみは解消され、へこみも埋まるという「一石三鳥」のメリットがあります。目の裏側(結膜側)からアプローチするため、表面に傷ができない点も大きなメリットです。 裏ハムラ法は、脱脂と比較して難易度が上がり、技術と慣れが必要な手術です。
- 表ハムラ(経皮的脂肪移動術)
目の下ギリギリの皮膚を切開し、脂肪の移動を行う方法です。皮膚を切るため、皮膚のシワやたるみが強い症例に対して、余分な皮膚を同時にカットできるという利点があります。ただし、涙袋の変形リスクや、術後の硬さによってヒアルロン酸注入などが難しくなる場合があります。
- ミッドフェイスリフト(中顔面リフト)
ミッドフェイスリフトは、目の下の脂肪や組織だけでなく、頬全体を持ち上げるオペです。たるんだ組織を垂直に持ち上げて固定することで、目元の下を全体的に改善します。この手術は裏ハムラ法と同時に行われることもあり、非常に高度な技術(裏ハムラを上手にできる経験数が必要)が求められます。
「脱脂」に「注入治療」を組み合わせる理由
脱脂のみを行った場合、脂肪は取れますが、靭帯の処理をしていないため、へこみが残ってしまう状態となります。この残ったへこみを解消するために、ヒアルロン酸注入や脂肪注入が同時に提案されることが多くあります。
| 注入治療の選択肢 | 特徴 | 考慮点 |
| ヒアルロン酸注入 | 施術が簡単、調節が非常に容易で、狙った位置にぴったり注入できる。 | いずれは吸収されていく。皮膚が薄い部分に浅く入れると、チンダル現象(青白く透ける現象)を起こすリスクがある。 |
| 脂肪注入 | 長持ちする、コスパが良いと考えられる場合もある。 | 脂肪の採取が必要。調節が難しい。2mm以上の塊で注入すると生着率が悪くなる。 |
皮膚が薄い方(ペラペラな皮膚)は、ヒアルロン酸が透けて見えるチンダル現象の可能性があるため、より深い位置への注入、または脂肪注入が選択される場合があります。
ラベールミラクリニックでは、骨格や筋肉、脂肪をヒアルロン酸で補い、靭帯の支えを作ることでリフトアップを行う注入治療を提供しています。ヒアルロン酸注入は、テクニック次第でチンダル現象を起こさないように深いところからしっかりと組織を起こすことが可能です。
治療において最も重要なこと
クマ治療、特に脂肪を扱う外科的な処置においては、「やりすぎない」ことが最も重要であると横山先生がお話されていました。
眼窩脂肪は、眼球を物理的な衝撃から守るクッションとしての役割も担っています。眼球を豆腐、眼窩を容器、脂肪を水に例えるなら、水を取りすぎると眼球の位置がずれてしまったり、逆に目の下に過度なへこみ(陥没)が生じ、修正が必要となる事例も散見されます。
取りすぎた組織を元に戻すことは非常に困難です。そのため、控えめに処置を行い、必要に応じて後で追加をするという考え方が安全面で推奨されます。
まとめ
目の下のクマ治療は、単に脂肪を取るだけでなく、膨らみとへこみの構造的な原因(眼窩脂肪と靭帯)を理解し、その両方を改善する適切な治療法を選ぶ必要があります。
- 脂肪の移動処理を伴う裏ハムラ法は、へこみも膨らみも同時に改善できる、現在の主流の考え方に基づいた治療
- 脱脂のみの場合は、残ったへこみをヒアルロン酸や脂肪で補う注入治療が効果的
最終的に、飛び出した脂肪は手術で取り除く(または移動する)処置が必須になることが多いですが、どの方法が最適かは個々の構造を見極める必要があります。あいちビューティークリニックの横山先生を始め、専門の医師にご相談ください。






