ラベールミラクリニックでは色んなドクターが当院の勉強会に参加されたり、見学に来られます。また去年よりヒアルロン酸の会社の1つであるアラガン社の注入指導トレーナーとして、依頼されたクリニックにお邪魔してヒアルロン酸注入の指導をしています。
注入治療について「教える」という機会が増えたのですが、その際に心がけていることがあります。1つでもいいからしっかり理解して自信持ってできるようになってもらおうと思っています。
最近はセミナーブームなのか?と思うほど増えています。
すごくありがたいことで、私も色々参加し勉強させていただいています。
勉強会に参加するたびに思うことがあります。
みんな何%くらい今日の勉強会で学んだことを明日以降の診療で役立てているのだろう??
つい先日もWEBセミナーがあり、SNSを見ててもこれをみたドクター多いなと思いました。かなり内容が充実したものだったため、実は私、まだ理解しきれてません。頑張って何度も復習し理解している途中です。むしろ1回見ただけできちんと全て理解して診療に役立てれるドクターはどれくらいいるんだろう?と思ってしまいます。きっとさーっと見てわかった気になってしまっている人もいるんじゃないかと思います。
講師が実際に施術しているのを見る勉強会などもあります。1回見てすぐにそれをそのまま再現できるドクターはどれくらいいるのだろう?とも思います。(私の周りなら新井先生はある程度再現できちゃうので特殊能力の持ち主だと思っていますw)少なくとも私はできません。何度も何度も見て、こうかな?と試行錯誤しながらやるしかありません。私の場合は、新井先生を捕まえてこれであってますか?と確認することができますが、そんな恵まれた環境の先生は多くないと思います。
なので、私は少しでも多く学びを伝えられるマンツーマン指導が好きです。
受講される先生によって、今できていること、できていないこと、やっていきたいこと、困っていることはそれぞれ違います。マンツーマンだとそれに合わせてアドバイスできます。
また実際に施術をしてもらうので、その施術を見てなぜ困っているかがわかるので、的確にアドバイスができます。
そして1番いいと思っているのは、
技術だけでなく、カウンセリングの大事さ、アセスメントについてもアドバイスできることです。
と、書いているとなんだか偉そうな感じですが、1番勉強になっているのは実は私なんです。
自分が施術する時以上に頭フル回転してます。
針の角度や入っている長さ、動きから、今針先がどこの層にどのように入っているかをイメージできなければ、アドバイスをすることができません。
例えば、下顎角(いわゆるエラと言われる場所)に注入するのは意外と慣れていないと難しく、うまくできないドクターが多いです。うまくできるまで何度もやり直しましょう!ではいつまでたってもうまくなりません。なぜ今できなかったのかを考え、その原因を適切に修正できようにイメージを持つことが大事です。
そのイメージを持ちやすいように伝えるためには自分がより正確にイメージを持っていなければ伝えられません。
自分が施術する時はもちろん、新井先生の施術を見学させてもらうときもより正確なイメージを常にしながらを意識しています。
他にも、アセスメントやカウンセリングについてのアドバイスをするために、
私は自分の患者さんだけではなく、新井先生の患者さんの症例写真もよく見ます。
施術前後の写真とアセスメントを見て変化の確認をしています。
そして全例経過観察に来ていただき、患者さんの感想や経過を聞き、お顔をチェックしています。
例えば、丸くしたいという希望であっても患者さんによってその丸いのイメージが違います。患者さんとのイメージの差があってはいけません。きちんと患者さんのイメージと離れていないかの確認も大事です。
同じことをしていてもそれをどう活かすかはその人の意識によって全然違います。
ってかっこよく言っちゃいましたが、私もそれに気がついたのはかなり最近なんですけどねw
今日も勉強会です。今日は講師としての参加ではありますが、参加される先生方だけでなく自分も成長できるように意識していきたいと思います。
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