ヒアルロン酸治療の合併症

ヒアルロン酸治療はすごく魅力的な治療です。しかし、合併症などのリスクは残念ながら医療行為なので、あります(>人<😉

良いことばっかりではなく、リスクがあるということも知ってほしいなと思うので、今回ブログに書こうと思いました。

主なものを紹介します。

①アレルギー

ヒアルロン酸は非動物性由来のものなので稀ではありますが、アレルギーが起こってしまうことがあります

その場合はステロイド治療をしたり、ヒアルロン酸を溶かす薬であるヒアルロニダーゼを使ったり、などの対応をします。アナフィラキシーも想定してアドレナリンも置いてありますが、そういったことはかなり稀で、ラベールミラクリニックでは起きたことはありません。

②感染

感染のリスクは0ではありません。起こらないように化粧などはしっかり落としてもらい、針をさす前にはしっかり消毒をしてます。もし、感染が起きてしまった場合は抗生剤を使って対応します。

③内出血

合併症の中で1番頻度が高いものが内出血です。針を刺すのだからしょうがないのかもしれませんが、施術者が丁寧に施術し、出血した場合にすぐに圧迫止血をすればある程度は防ぐことはできます。しかし、0にするのは正直厳しいかなと私は思っています。1-2週間ほどすれば内出血の色も落ち着くと思いますが、大事な用事があって内出血ができてしまうと困るという方は、予定を考えて施術した方がいいかもしれません。

④血管塞栓

1番怖いのは血管塞栓です。血管の中にヒアルロン酸が入ってしまうと、血管が詰まってしまい、そこから先に血液がいかなくなってしまい、その血管の支配するところが壊死してしまう、場所によっては失明してしまう可能性があるということです。

決して脅してるわけではありませんが、そういうリスクもあるということを知っていただきたいのであえて言います。

施術するドクターがしっかりと血管の位置などの解剖を理解し、丁寧に血管に入ってないことを確認しながら注入すればこちらも限りなく0に近づけて防ぐことはできますが、完全な0にするのは厳しいと思っています。

もし、塞栓が起きてしまったら、すぐ様ヒアルロン酸を溶かすヒアルロニダーゼを使って対応することが大事になってきます。なのでもし起こってしまった場合を想定して、ラベールミラクリニックでは十分な量のヒアルロニダーゼを常備しています。

他にもありますが、これらが主な合併症です。合併症があることだけではなく、もし起きてしまったときにどのような対応をするかまで全ての施術する、施術を考えている患者さんには知っていてほしいなと思います。

なんか真面目なブログになりすぎちゃったのですが、次は実際の私が受けたときのことを書こうかなと思うので、まなか節でちゃうかも笑笑。

関連記事

  1. たれ目院長ブログ 〜成長因子を加えたPRP治療の難しさ、ヒア…

  2. たれ目院長ブログ 〜顎先のズレ、顔の歪みをヒアルロン酸注入で…

  3. 院長

    たれ目院長ブログ 〜若返りも輪郭治療も、ヒアルロン酸注入治療…

  4. たれ目院長ブログ 〜コロナが落ち着いてきてレクチャーやセミナ…

  5. たれ目院長ブログ 〜小顔ボトックスは頬がコケる!でも本当は元…

  6. たれ目院長ブログ ~虫歯治療で痛くない注射を学ぶ~

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 2025.07.01

    ヒアルロン酸注入が上手い先生の見つけ方を考えてみた

  2. 2025.06.22

    ヒアルロン酸は腫れることがあります

  3. 2025.06.03

    医師にゴールはないー医師13年目にしみじみ思う

  4. 2025.05.10

    まさか読んでくださっていたなんて

  5. 2025.04.26

    ヒアルロン酸ってどれくらいもつの? 実際のところをお話…