たれ目院長ブログ ~ボトックスの失敗は修正できません~

ボトックス

注入クリニックである当院は注射のみで若返り治療を行います。そのメインはヒアルロン酸注入とボトックス注射であり、この二つを使い分けることでシワを取り、たるみを引き上げてマイナス15歳を目指します。

 

ヒアルロン酸もボトックスも何が良いかというと、時間とともに元に戻るということ。つまり治療した部分だけが形変わらずに残って将来的に不自然となることがありませんし、もしも不満が残る形だとしても時間が経てば治療前の状態に戻るから安心とも言えます。さらにヒアルロン酸は、どうしてもすぐに修正したい場合は、ヒアルロニダーゼで元に戻すこともできます。当院は他院で注入したヒアルロン酸の修正、溶解治療を相談しに来られる患者様が少なからずいて、ヒアルロン酸の種類や量などが把握できればできるだけ希望に応えて治療するようにしています。

 

ヒアルロン酸は修正できるからまだいいのですが、ボトックスは一度作用してしまうとすぐにその作用を消すことができません。左右のバランスなどは追加処置を行うことで修正することもできますが、額に多量を注射してしまったり、狙った筋肉を外れて他に作用してしまって表情に違和感が出てしまった場合は、時間とともに効果が切れて元に戻るのを待つしかありません。ただ、時間が経てば必ず元に戻るので、ずっとその顔でいくことはないから心配はいりませんが、効果の強い2カ月ほどはストレスの多い日々を過ごさなくてはなりません。

 

残念ながら他院でボトックス注射を失敗された場合は、当院に相談に来られても修正が難しいです。先日は他院での治療部位が外れていただけで、正しい位置に注射することでたまたま修正することができましたが、基本的には打ち消す治療は無いため最初から正しい位置に適正な量を注射する必要があります。また、ボトックスはアラガン社のボツリヌス製剤の商品名であり、他社のボツリヌス製剤も数種類発売されています。他社製ボツリヌス製剤は薬剤の効果にバラツキがあったり流通管理が不安定であったりと、やはり承認にない不安が拭い切れないところもあり、使用した際の作用の発現がアラガン社のボトックスとは異なる可能性があって、修正も正しいアドバイスができません。さらには、製造の過程でアルコールや不純物を除去し切れていないボツリヌス製剤に関しては未知の副作用が起こる可能性があり、自分自身に注射する時はやっぱり承認品を選んでしまいます。

 

 

ボトックスの修正は難しい話をしましたが、ボトックスは正しく治療を行えば基本的に安全で満足度の高い治療です。そして、可塑性と言って、必ず元に戻るため治療をする方もされる方も安心の治療です。日本では悪いイメージばかり広がってしまっていますが、アメリカでは頭痛治療として政府から補助金が出たり、シワ取り、汗止め治療として当たり前に行われるほどありふれた治療となっています。なんとか悪いイメージを改善し、アンチエイジング治療として楽しめるようになって欲しいなと思いつつ日々治療しています。

 

 

先日たのしんごさんが来院された際、お土産をいただきました。烏骨鶏卵を使用した極上カステラ!桐箱入りのカステラは金箔付きで見た目ゴージャスですが、味も極上でしっとりやわらかな食感はカステラと思えないほど。スタッフ皆でいただきました。

 

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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