ヒアルロン酸・ボトックス治療の疑問を徹底解説

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先日実施したインスタライブでは、多くのご質問をいただきました。本日は、その中から特に多かったご質問について、院長が詳しくお答えした内容をブログ形式でご紹介します。
(今回の講義は、運転中などにラジオ的に流し聞きされている方も多いと伺い、皆様のライフスタイルに合わせた形で情報を発信しています。)

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Q1:ボルベラはマリオネットラインや口角のへこみに効果がありますか?また、柔らかいとボコつきや移動はしやすいのでしょうか?

A1:正しい使い方をすれば、もちろん効果はあります。

マリオネットライン治療のポイント

口角のへこみやマリオネットラインにヒアルロン酸を注入する場合、単にへこんでいる部分に注入すれば良い、というほど単純ではありません。
このエリアのシワは、周囲からのたるみだけでなく、口元の皮膚が余り、それを縦の筋肉が引っ張り上げるという動きによって、ねじれるようにシワが入ってくること(ねじれる動き)が根本的な原因となっていることが多くあります。
したがって、この「緩んでくる問題」や「ねじれる問題」の根本的な原因を解決することが重要です。

正しくリフトアップし、ねじれる動きを元に戻すことで、シワはふわっと薄くなります。その上で、溝や段差が残っている場合に例えばボルベラ(ヒアルロン酸)を注入することで、薄く整えることが可能になります。

ボルベラである必要性について

ボルベラ(Volbella)である必要性は特になく、ボリフト(Volift)やボリューマ(Voluma)など、その時の状況に合わせて使い分けます。

• ボリューマ:しっかり形とテンションをかけたい、形を整えたい場合に使うことがあります。

• ボルベラ:柔らかくして馴染みを良くし、ふわっと滑らかに仕上げたい場合に使うことがあります。

その瞬間瞬間にどれが最適かを見極めることが重要です。

柔らかいヒアルロン酸とボコつき・移動について

柔らかすぎるヒアルロン酸(ボルベラなど)がボコつきやすい、または移動しやすいということはありません。

1. 移動について:通常通り丁寧に注入していれば、柔らかくてもその場に留まる性質を持っています。ただし、皮膚の浅いスペースに極端な量を注入するなど、間違った使い方をすれば移動する可能性はあり得ます。

2. ボコつきについて:むしろ、柔らかいヒアルロン酸の方がボコつきにくい傾向があります。硬いヒアルロン酸は形を保とうとするため、皮膚の下で膨らみ(ボコつき)が残りやすいのに対し、ボルベラのような柔らかいものは時間とともに形が滑らかに馴染みやすいからです。

Q2:術後の痛みが気になります。投与量と痛みは比例しますか?

A2:耐えられないほどの痛みになることは通常ありません。投与量が増えると「痛みの箇所」が増える傾向があります。

術後の痛みの感覚

施術中の痛みは麻酔が効くと意外と小さくなりますが、術後は麻酔が切れてくる1時間後くらいから、張ったような感じ(ピーンと引っ張られているような感覚)を感じることがあります。
じっとしていれば「ボワンと張っているな」という程度で、耐えられないほどの痛みではないはずです。触るとチクッとする場所もあるかもしれませんが、痛み止めで楽になります。
もし、何もしていなくても耐えられない痛みや、眠れないほどの痛みがある場合は、何らかのイレギュラーなことが起きている可能性があるため、クリニックにご相談ください。

投与量と痛みの関係

投与量と痛みの「強さ」が比例するというよりは、痛みの「箇所」や「場所」の量に比例して増えるとイメージしてもらうと分かりやすいです。
例えば、1ccで頬をリフトアップする場合と、4ccでこめかみ、頬、顎までリフトアップする場合では、後者の方が注入ポイント(痛みのポイント)が増えるため、痛みを感じる箇所が増えます。

極端な例として、顔全体に18ccを一度に注入した場合(推奨はしません)、皮膚が強く引っ張られた状態になり、ポニーテールを強く結んだ状態のような、ずっとなにか「ピニッ」と張った感覚が続くことがあります。それでも、眠れないほどの痛みではありません。

Q3:ヒアルロン酸注入後、顔が腫れたり、特にお風呂上がりなどむくみを感じることはありますか?

A3:お風呂上がりと直接的にむくみやすくなることは少ないですが、体調が悪い時や塩辛いものを食べた時など、顔がむくみやすい状況ではヒアルロン酸もむくみやすいと感じる傾向があります。

ヒアルロン酸は、ご自身の脂肪細胞と同じようなむくみ方をするイメージです。体全体のむくみが取れれば、ヒアルロン酸によるむくみも一緒に取れていきます。
熱による一時的な刺激で腫れることはあるかもしれませんが、体質や個人差によるところが大きいです。

Q4:唇ヒアルロン酸は塞栓(そくせん)リスクが高い場所でしょうか?

A4:塞栓リスクは「針を刺す以上」どこにでもあります。
唇のヒアルロン酸は、雑に注入してしまうと簡単に塞栓を起こしてしまうため、塞栓リスクは高いとあえてお伝えしておきます。

唇の周囲には太い血管や中ぐらいの血管があります。しかし、太い血管に注入した場合に重大な合併症(塞栓)に発展しやすいエリア(例えば、眉間やこめかみ)に比べると、差はあります。
どの場所であっても、解剖を理解し、丁寧に、正しく施術を行うことが最も重要です。

Q5:ヒアルロン酸注入とエラ(咬筋)ボトックス、どちらを先にするのが良いですか?

A5:これは「コケ(頬の痩せ)」が嫌かどうかで決めます。

エラボトックスで咬筋を小さくすると、フェイスラインが細くなる一方で、筋肉が張っていることで目立たなかった頬の痩せ(コケ)が目立ってしまうことがあります。コケて見えることは、たるみに見えたり、疲れた印象につながる可能性があります。

1. コケが嫌な場合: 先にヒアルロン酸で徹底的にリフトアップし、頬のラインを整えます。その後、ボトックスで筋肉を縮めても、コケが見えない状態を保つことができます。

2. コケがあまり嫌ではない場合: 先にボトックスをしても構いません。
また、中間的なアプローチとして、ある程度リフトアップした後、ある程度筋肉を縮める、というようにタイミングを分けて治療することもあります。見えてくる形をどの程度嫌うかによって、治療の順番を決めていくことになります。

当院の治療体制と教育について

最後に、患者様から「先生の予約がなかなか取れない」とのお声をいただくことについて、当院の体制についてお話しさせてください。

当院では、院長だけでなく、他のドクター陣(例えば、インスタライブにご出演されていたまなか先生など)も、院内で独自に実施しているアカデミーで、同じ理論とコンセプト、同じクオリティで施術ができるよう徹底的に教育されています。

当院の教育カリキュラム(MDコードなど)は系統立てて作られており、それを受講した先生方は、院長と本当に同じアセスメント(評価)とテクニックを持って治療ができると自負しています。

もちろん、長年の経験からくる院長とのわずかな差は存在しますが、一定レベルまでは同じクオリティで対応可能ですので、安心して当院のドクターにご相談ください

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