こんにちは、松元です。
ヒアルロン酸のカウンセリングで「一度始めるとずっと続けなきゃいけないんでしょ?」という不安を度々耳にします。
そこで今回は、ヒアルロン酸注入をやめたらどうなるのか、についてお話しします。
ヒアルロン酸をやめて起こること
- 徐々に元の状態に戻る
ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、効果は永久ではありません。
一般的には1.5〜2年程度でボリュームが減少し、元の状態に近づいていきます。ただし、吸収のスピードや持続期間は個人差があり部位によっても変わります。
そして施術後の変化はゆっくり進むため、突然0の状態に戻るわけではなく徐々に吸収されます。
長い時間をかけて元の状態、元の顔に戻ると考えてください。 - 物足りなさを感じることも
ヒアルロン酸によって改善された状態に見慣れていると、
効果が薄れてきた際に物足りなさを感じることがあります。
これは、施術直後の状態が「自分の姿」として記憶されるためです。
そうなったときに継続するかやめるかは、患者さんの希望に合わせて柔軟に考えれば良いと思います。
もう少しいい状態をキープしておきたいのであれば追加治療を検討してもいいでしょうし、
そこまで気にならないのであれば、様子を見るという選択も良いと思います。
大前提として押さえておくべき4つのポイント
- バランスを保った治療を行う
注入の仕方によって、顔全体のバランスが大きく変わります。
例えば、唇ばかりに注入を続けると他の部分との調和が崩れ、不自然な印象を与えてしまうこともあります。大切なのは、部分的な治療だけでなく、顔全体のバランスを考えた治療計画を立てることです。
医師と相談しながら、自分にとって最適な治療を進めていきましょう。 質の高い製剤を選ぶ
ヒアルロン酸製剤の質は、長期経過での治療結果に大きく影響します。
質の良い製剤は肌になじみやすく、ズレにくく、自然な仕上がりを実現します。
一方で、安価で粗悪な製剤は、吸収後の違和感やしこりのリスクが高まる可能性があります。製剤の選択は医師に任せる部分もありますが、信頼できるクリニックを選ぶことでリスクを軽減することができます。
- 信頼できる医師に相談する
治療を受けるクリニックや医師の選び方も非常に重要です。
医師の技術力だけでなく、カウンセリングで納得感を持って治療に進めるかがポイントです。
治療後も気軽に相談できる関係を築くことで、トラブルが起きた際も早めに対処することができます。 - 自分の希望と向き合う
ヒアルロン酸注入は、自分の理想に近づくための手段です。
しかし、「こうならなければいけない」と思い込みすぎると、時に過剰な治療に繋がることもあります。
治療を受ける前に、自分の希望やゴールを明確にし、それを術者とすり合わせていく過程が大切です。
まとめ
ヒアルロン酸注入は、適切に行えば安全で効果的な治療です。
そしてやめた後の経過も自然に元の顔に戻るという特徴があります。
治療を続けることも、やめることも、どちらも可能です。
後悔しないためには、信頼できる医師との相談を重ね、質の高い治療を受けること。
そして何より、治療の目的やゴールを自分でしっかり考え、納得のいく形で進めていくことが重要です。
それではまた。
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