予防医療としてのボトックス

こんばんは、松元です。

みなさん、「ボトックス」と聞いてどんなイメージを持っていますか?

「シワを消す治療」と思われる方が多いかもしれません。

ボトックスはシワを消すだけではなく、様々なコンセプトをもって使うことができます。

今日は「予防医療」としてのボトックスについてお話ししていきます。

なぜ予防医療なのか?

ボトックスが予防に使える理由は、シワができるメカニズムにあります。

シワは、顔の表情を作る筋肉が繰り返し動くことで、肌に刻まれるものです。

表情皺は折り皺です。折り紙を折って開いたときに線ができますよね。いくら開いて伸ばしても線はなくなりません。だからこれ以上折らないようにする、という考え方がボトックスです。

たとえば眉間のシワ。怒ったり考え事をしたりすると眉間の筋肉が縮み、少しずつ深い溝になっていきます。

ボトックスは、この筋肉の動きを緩めることで、シワが刻まれるのを未然に防ぐ治療です。

まだ深いシワがない段階から始めることで、「そもそもシワを作らない」という状態を維持することができます。
これがボトックスの「予防医療」としての役割です。

どのタイミングでボトックスを始めれば良い?

「ボトックスを始めるタイミングっていつがいいの?」とよく質問をいただきます。

私は、シワが「刻まれる前、まだ戻る段階」で予防として始めるのが良いかと思います。

たとえば、笑った後や眉間に力を入れた後、肌がすぐ元の状態に戻る場合、まだシワは浅い段階です。
この時期にボトックスを打つことで、シワが深くなるのを防ぐことができます。

ボトックスもバランスが重要

ボトックスで大切なのは、「予防」と「表情」のバランスを考えることです。

表情を抑えることで、シワはできなくなります。
しかし人によっては不自然に見えると感じることがあります。

どこまで予防をしたいのか
どこまで表情を保ちたいのか

上手に使うことで、表情のバランスを保ちながらシワを予防することができます。
そのバランスはカウンセリングでお話しして擦り合わせていく必要があります。

まとめ

ボトックスは、シワを消すだけでなく、将来のシワを防ぐ「予防医療」としても活躍する治療です。

「まだ早いかな?」と思っている方も、一度カウンセリングにお越しいただけたらと思います。

将来の自分に感謝される予防ケア、ぜひ検討してみてくださいね。

 

それではまた。

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