ヒアルロン酸注入のカウンセリングで
「小顔になりたいです。」
「ヒアルロン酸で顔がパンパンにならないか心配です。」
という言葉をよく聞きます。
これは「年を取って顔が大きくなった」と感じていることを示しています。
でも実は年をとると顔は小さくなっています。
老化の本態はボリュームの減少です。骨と脂肪が減少していて特に骨の萎縮が老化の大きな原因となっています。
ですから年をとると顔の体積は小さくなります。
それにもかかわらず「顔が大きく見える」のはなぜでしょう。
その理由はいくつかあります。
1、土台(骨)が小さくなり、皮膚が支えを失うと、たるみが生じて顔の輪郭がぼやけ、結果的に「顔が広がった」ように感じます。脂肪の下垂が口や顎の周りにあればより大きな印象を与えます。
2、年をとると、額が痩せ顎が後退し鼻が横に広がり頬の重心が下がるので顔が「平面的に」なり大きく見せます。
3、骨が小さくなりたるみが生じると、ゴルゴラインやほうれい線、マリオネットラインなどの「溝や皮膚の凹凸」が出現しそれらの存在が顔を大きく見せます。
ここでわかることは、
老化とは本質的にはボリュームの減少で顔は小さくなっていますが、
老化による変化が顔を大きく見せているということです。
ですから、その変化を元に戻してあげる、つまりボリュームの減少を改善してあげれば自ずと小顔に見えてくるのです。
ヒアルロン酸注入治療はボリュームを足すことですから
老化によるボリュームの減少を改善する事ができます。
具体的には土台である骨にくっつけるようにヒアルロン酸を注入し骨を若返らせます。
額やこめかみの骨の痩せを改善し、頬骨に厚みを出し、顎先の後退と下顎角(耳の下の部分)の萎縮を改善します、するとたるんでいた皮膚は元の位置に戻っていき結果的にリフトアップします。
輪郭がスッキリし頬の重心が上がり、立体的で求心性のある小顔で若々しい顔になっていきます。
さらに脂肪の減少もヒアルロン酸注入で補っていきます。
すると輪郭が滑らかに繋がり溝や凹凸はさらに減り、まとまり感が出てこれもまた小顔効果に寄与します。
ヒアルロン酸を注入することは足し算です。
しかし正しく骨格を若い頃に戻し適切に脂肪の減少を補えば顔は若返り、小顔効果もあります。
ただしなんでもできるわけではありません。
ヒアルロン酸注入でリフトアップしても口や顎周りの脂肪はそのままです。
余分な脂肪は引き算の治療が必要になります。
HIFUやRFなどのデバイス治療や脂肪吸引、脂肪溶解注射などがそれにあたります。
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