新井式カウンセリングの効能

ラベールに入職して数ヶ月経ちました。

学びの機会が増え刺激的な毎日です。

注入治療が面白くなるばかりですが、不思議なことに婦人科診療のやりがいも萎むことなく面白さを感じています。

以前は注入治療と婦人科診療で違うことをしている感覚がありました。

自由診療と保険診療の違いがあるしそういうものかなと思っていました。

でも最近それぞれをしている時の自分が近づいてきたように感じるのです。

なぜ近づいてきたのかそれは明確にわかっています。

ラベールで新井先生のカウンセリングを見続けてきたからです。

患者さんの興味や意向に合わせて話をするところ

幅広く治療について説明すること

治療を理解してもらうことに注力すること

患者さんが治療を選ぶこと

医師がこうした方がいいということは極力言わないこと、つまり公平であること

こういうカウンセリングが自分にとって自然なものになってきました。

以前はもっと

「こういうものだ」

とか

「これがいいんだ」

という自分の意志が強くて患者さんをそちらに向けようという意識があったと思います。

でもそれぞれの選択肢にはメリットもデメリットもありそれらを患者さんがきちんと理解していればどちらもOKなのです。

もちろんこれは命に関わるような治療の選択ではない場合に限ります。

入院設備のない婦人科外来では患者さんに選んでもらえる治療が比較的多いのかもしれません。

患者さんに幾つかの治療を説明したら最後に

「途中で変えてもいいんですよ」

と言葉を添えるようにしています。

どちらの選択肢もOKですよというメッセージが伝わるんでしょうか。

ほっと安心した顔をして

「こっちにします」

と堂々と選んでくれます。

新井式カウンセリングは医師も患者さんもハッピーです。

医師は自分の一つの意見に患者さんを向けなければと頑張る必要がなく

患者さんは自分で選べたことに満足した気持ちになります。

こうやって治療を決めると患者さんが自己判断で薬をやめてしまうようなことも少なくなりそうです。

以前も同じようなことを書いていたらごめんなさい。

何度も同じことに気付いてその度に感動するものですから。

今日も読んでくださってありがとうございます。

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