注入治療は実はとても自由度の高い治療です。
ほうれい線やゴルゴラインをただ埋める治療ではありません。
老化により萎縮した頭蓋骨を若い頃の形に戻すことでお顔を若返らせたり、
若い方は頭蓋骨の形を整えることでお顔をバランス良く整えます。
つまり
お顔全体を整える治療です。
単純なパーツ治療ではないので
注入治療を行う際は
患者さんが「どうなりたいか」がとても重要です。
4-5歳若返りたい
元気な感じになりたい
可愛らしくなりたい
とか
滑らかな卵型の輪郭がいい
スッキリシャープな感じがいい
丸みを感じさせる方がいい
など
雰囲気や輪郭の好みをお聞きしそれを元に治療プランを立てます。
注入治療は予め向かう方向を共有することから始まります。
例え今日の治療がヒアルロン酸1本だとしても。
これは家を建てるときと似ています。
子ども部屋は2部屋でリビングはこのくらいの広さで、といった間取りの要望だけでなく
スタイリッシュでモダンがいいとか暖かみのある北欧風がいいとか
全体の雰囲気をどうしたいかがわからないと設計はできません。
同じように
注入治療では「ほうれい線を薄くしたい」だけでなく
「4−5歳くらい若返りたい」「滑らかな卵型の輪郭がいい」など
全体的に「どうなりたいか」という情報が必要です。
中には
「どうなりたいかわからない」
「なんか今の顔が嫌だけど、どうしたら自分が気に入るのかわからない」
という方もいるでしょう。
大丈夫です。
カウンセリングを受けると分かってきます。
一緒に話しているうちに気がついたり、
医師が話す言葉の中にピンとくるワードがあったりします。
どうなりたいか、どうなったら自分はハッピーか
が全く分からない人はいません。
ちなみに
「どうなりたいか」が大事と言うことは
患者さんに言われるがままに治療するという意味ではありません。
「ほうれい線に1本入れてください」
「はい、わかりました」
こういうやりとりはありません。
まず「どうなりたいか」から始めます。
患者さんの希望があり、その次に医師の診断、治療の提案があります。
ほうれい線を良くしてどうなりたいのか、
がわからないと治療の提案はできませんし、
そもそもほうれい線の原因は
窪みがメインなのか、
たるみがメインなのか、
両方が同程度原因になっているのか、
人それぞれ違います。
原因を診断しないと治療は提案できません。
私たちは「どうなりたいか」を元に診断し治療を提案します。
色々書きましたが、
こうなりたいとかあの治療はどうなんだろうとか
遠慮せずにどんどん言ってもらえると実りあるカウンセリングになります。
ラベールは注入治療専門クリニックです。
手術やデバイス治療は行っていません。
でも、何でもかんでも注入治療に持ち込もうとしたりはしません。
いろんな治療のメリットデメリットを公平にお話しています。
なぜなら、
注入治療は良い治療ですがこれだけでどんな悩みも解決できるわけではなく
できることとできないことがあるからです。
実際カウンセリングで手術ができるクリニックを紹介することもあります。
なりたい自分になるための治療を患者さんが自分で選べるように情報提供するのが
カウンセリングです。
一番大事なことは
「あなたがどうなりたいか」
「先生のおすすめでお願いします」
なんておっしゃらずに一緒に考えてみましょう。