こんな方におすすめ!
- ・シミを短期間で消したい
- ・薄いホクロを小さな傷で除去したい
適応症状
- シミ、そばかす
- 薄いホクロ
効能
色素細胞に熱ダメージを与えて壊し、短期間でシミを除去します。表皮は薄い火傷となりますが数日でかさぶたとなり、7~10日で剥がれます。

治療期間、回数
ほとんどのシミは一度の照射で除去することができますが、シミが濃い場合は複数回の治療を必要とする場合があります。一度レーザー照射したシミは、色素が完全に吸収されるのが皮膚の治癒よりも時間がかかるため、照射の2か月後に色素残存の判定を行い、次の治療のプランを検討します。
併用すると効果が出やすい治療
色素を除去し、産生を抑える内服治療、エレクトロポレーションを併用することでシミを早く、きれいに除去します。さらに、炎症性色素沈着の発生を抑え、もし発生しても改善する効果があります。また、レーザーを照射していない部分にも作用するため、顔全体の肌が白く、保湿された美肌となります。

失敗してしまう例
ADM、肝斑に照射してしまう場合
ADM、肝斑は色素の沈着する原因、深さが単純なシミとは違うためそれぞれ治療も異なります。ADM、肝斑に不用意にYAGレーザーを照射すると効果が見られないだけでなく炎症により色素が濃くなる恐れがあり、シミ除去のYAGレーザー治療は行いません。ADMは入れ墨を除去するモードで照射し、肝斑には内服をベースにレーザートーニング治療を行います。
炎症性色素沈着を放置してしまう場合
レーザー照射により治療前にあったシミは消えても新たに色素が沈着する場合があります。この炎症性色素沈着はレーザー後の治療をしっかりと行うことで改善してきますが、放置すると沈着してしまうことがあります。
副作用
炎症性色素沈着
レーザー照射後の炎症により発生する色素沈着。内服と外用治療で改善するが時に数カ月かかることがあります。